日頃から家族旅行を案外大事にするniyutaです。
家族旅行は楽しいです。親にとっても日頃の疲れを癒すことが出来ますし、子供も旅行先では新しい発見が多いと思います。
そう、子供にとって旅行先は学習の場でもあると思います。
(言い過ぎですか?)
旅行は日常で溜まった疲労を癒すことを主として考えがちですが、子供にとっては学校と同じくらい大切な学習の場だと思うのです。
幼稚園や学校という小さな環境だけでは学ぶことが限られてきます。
科学的にも、知らない場所に行くことが人間の脳に良い影響を与えることが分かっています。
旅行が子供の発育と情緒にどれだけ良いか説明したいとおもいます。
そしてさらにもう一歩、旅行先で子供にしてあげられことをここに書きたいと思います。
知らない場所に行くだけで脳が活性化する!? ―シータ波で記憶力アップ―
知らない場所に行くと、シータ波という脳波が出ます。
この脳波は記憶や空間認識を司る海馬という部位が活性化している時に出る脳波です。
旅行で行きの時間より帰りの方が時間が短く感じるのは、行きの時に海馬が活性化して周りの風景を記憶しているためです。
帰りは行きの時に記憶した記憶をたどるだけになるので、脳の活動が少なくなり時間が短く感じるのです。
つまり、旅行での体験は記憶に残りやすく、子供に様々なことを学んでもらうには絶好の機会なのです。
旅行先は自然が豊かな場所がおすすめ ―自然体験で学習意欲を伸ばす―
旅行先は特に自然体験ができる場所がおすすめです。
国立オリンピック記念青少年総合センターの研究で、自然に囲まれた幼稚園で育った子供たちの学習能力や学習意欲、コミュニケーション能力について肯定的に捉えている保護者が多いことが分かっています。
また、キャンプを経験した子供は自己主張、自己実現、自己制限(自分の行為を制御すること)といった能力が向上していることが明らかになっています。
自然の中で沢山子供を遊ばせてあげるだけで、情緒面だけでなく学習意欲を向上させることができるのです。
知的好奇心を育む工夫 ―子供がもっと旅行を楽しめる為に―
旅行での体験は非常に大切ですが、旅行の前の日や目的地に向かう移動中での時間での過ごし方を工夫するだけで、子供の知的好奇心をさらに育むことができます。
旅行前は子供と一緒に旅行先の写真や、計画を話して感情を共有(共感)してみましょう。
そうすることで、知らない場所へのポジティブな印象を植え付けるだけでなく、人を思いやる心を育むことができます。
上記で書いたように知らない場所に行くと、脳は沢山の情報を記憶しようとするので、目的地に向かう移動中の電車や車の中では、地図を広げて「今どこを走っているのか」、「どういう道順で行くのか」などといった色々なことを話してあげると良いでしょう。
考える力をつける ―「教えること」を我慢して考える力を鍛える―
分からないことだらけの子供を見てると、教えてあげたくなってしまいます。
旅行先となると、不安もあるので余計子供が心配です。
しかし、その気持ちを抑えることが子供の考える力を鍛えることに繋がります。例えば、旅行先で見つけた、珍しい形の建物や初めて見る植物などを見た時に、親は教えてあげたい気持ちを抑えて「なんでこの建物はこんな形をしてるのかな?」、「なんで葉っぱの色が他のと違うのかな?」などと問いかけてみます。
子供の考え出した答えの正しさが重要なのではなく、小さなことでも疑問を持ち、自ら考えることが大切なのです。
親が答えを教えてあげるのは、子供が答えを考え出してからでも遅くはありません。
焦ることなく子供が考える姿を見守ってあげると良いでしょう。
家族旅行はすごい!子供の知的好奇心と考える力を高める旅行のすすめー まとめ
大人には見慣れた光景でも、子供にとっては知らないことだらけで溢れています。家族旅行は「知らない場所(こと)」を理解するための知的好奇心と考える力を育む上で非常に効果的です。
忙しくて旅行が難しい場合でも、家の近くの知らない道を一緒に散歩するだけで脳が活性化します。
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