可愛らしい小さなハムスターを飼い始めました。
子供がペットを飼いたい、飼いたいというので飼うことにしたniyutaです。
「ペットを飼うことは子供にとって情操教育になる」という言葉を、お子さんをお持ちの方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、情操教育は心の働きという、目に見えないものを育むのが目的ですので、実際にペットを飼っても、どのような効果があるのか分かりませんよね。
今回は、ペットを飼うことが子どもの脳にどのような影響を与えるか、についてお話しします。
目次
ペットを飼うと幸せ物質が分泌される!
ペットを飼うことが情操教育に繋がる、といわれている大きな理由の1つは、脳に幸せ物質が分泌されるということです。この幸せ物質のことを「オキシトシン」と呼び、動物や人と触れ合ったり、感動したり、好奇心を持つ、といった時に分泌されます。
つまり、ペットを飼って動物と毎日触れ合うと、脳からオキシトシンが分泌され、血中のオキシトシンのレベルを高く保つことができるということです。
血中のオキシトシンのレベルが低くなってしまうと、人間関係が上手く行かなかったり、病気になりやすくなってしまいます。
オキシトシンは心と体の両方に大きな影響を与える非常に重要な物質なのです。
幸せ物質オキシトシンの効果3つ
今回は、数多くあるオキシトシンの効果を3つに絞り、ご紹介します。
オキシトシンは他者への信頼を高める
オキシトシンンは、誰もが生まれながらにして備わっている、知らない他者を警戒する(自己防衛本能)ことを克服する効果があります。
他者への警戒を緩め、密接な信頼関係を築く助けとなるのです。
オキシトシンは思いやりの気持ちが生まれる
2007年に公共科学図書館が発行した学術誌での発表によると、オキシトシンが思いやりの気持ちを高める効果がある、という研究結果が発表されています。
研究内容は、オキシトシンを吸引した人と吸引していない人(プラシーボ)に見知らぬ人と割前勘定を行わせる、といったものです。
結果、オキシトシンを吸引した80%の人は、吸引していない人に比べて、金銭的に譲歩することが分かったのです。
オキシトシンはストレスを軽減する
人がストレスを感じると分泌される「コンチゾール」という物質(ストレスホルモンとも呼ばれています)があります。
これまでのあらゆる研究から、オキシトシンはコンチゾールと真逆の働きをすることが分かっています。つまり、オキシトシンはストレスレベルを下げ、心を穏やかにすることを促進するのです。
「ペットを飼うことは情操教育に繋がる」といわれている大きな理由の1つは、脳にオキシトシン(幸せ物質)が分泌されることです。
オキシトシンは、心を穏やかにし、人間関係を円滑にすることを促進します。
ペットを飼って毎日動物と触れ合うということは血中のオキシトシンのレベルを高く保つ、ということにもなるのです。
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