温泉大国日本に生まれて良かった、と心底思っているniyutaです!
家族でこれまで温泉旅行に行きたいと計画はしたものの、子供が少し小さいので諦めていました。
しかし、もうそろそろいいんじゃないですか?
9歳!と6歳!
温泉の良さが分かる年頃となりました(まだ、分かんねーよ)。
そこで前回の「かわいい動物と触れ合える穴場の動物園」と同じように、今回は超絶景な穴場の露天風呂を探してみました。
これとこれが前回の記事です。
↓


今回は全国の超絶景の露天風呂10選をご紹介します。
旭岳温泉「ロッジ ヌタプカウシペ」【北海道】
北海道で最も高い旭岳(2291m)のふもとにある旭岳温泉は、秘境中の秘境です。
そこに立つログハウスのロッジ、ヌタプカウシペ……
ヌタ?
ヌタプカウシペ?
……
……ああっ、合ってるか。
ヌタプカウシペは、山菜好きのオーナーが偶然温泉の源泉を発見したことで、ここにロッジを立てて温泉旅館をオープンさせたとのこと。
温泉旅館というよりも「温泉山小屋」といった方がいいと思うほど、とても良い雰囲気です!
温泉の透き通ったお湯は、3本の源泉から湧き上がるかけ流しの湯で、冬はもちろん夏でも楽しめる、四季を通じて大自然を満喫できるところです。
特に混浴露天風呂から見下ろす湯駒別川と大自然の調和した景色は、最高の絶景です。
ちなみにヌタプカウシペは「大雪山」と言う意味のアイヌ語だそうです。
ロッジ ヌタプカウシペの基本情報
・北海道上川郡東川町勇駒別旭岳温泉
・0166-97-2150
・1泊2食で大人7,500円、子供\5,250円~(税込・サービス料込)
・日帰り温泉入浴料、大人500円、小人300円(税込)
・含有成分:カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、硫酸塩、塩化物泉
[map addr=”北海道上川郡東川町勇駒別旭岳温泉” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]旭岳温泉「ロッジ ヌタプカウシペ」[/map]
瀬石温泉「セセキ温泉」【北海道】
日本の最東端にある天然の温泉と言われているのがこのセセキ温泉。
海岸沿いにあって、お湯につかりながら海の向こうにある国後島が見ることも出来る海露天の野湯です。
そのため海が満潮のときは、温泉自体が海没してしまうため、干潮時でないと入浴できないどころか湯船にまで辿り着けないこともあるとのことです。
私はまだ行ったことがないのですが、知り合いの温泉マニアによれば一生に一度は入浴したい温泉であり、もし入浴できたのであれば人生最高の思い出になること間違いなしだろうというくらい、ダイナミックな温泉であり憧れの地らしいですよ。
ちなみにこの温泉は『北の国から 2002 遺言』のロケ地としても使われました。
セセキ温泉の基本情報
・北海道目梨郡羅臼町瀬石
・0150-89-2654(入湯する際は瀬石番屋の管理者に了承を得る必要があります)
・宿泊不可、利用料無料(募金箱があります)
・含有成分:ナトリウム、塩化物泉
[map addr=”北海道目梨郡羅臼町瀬石” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]瀬石温泉「セセキ温泉」[/map]
黄金崎不老ふ死温泉「不老ふ死温泉」【青森県】
白神山地の青森県西津軽郡深浦町舮作の海岸沿いの岩場にある温泉です。
わずかに温泉が湧いていた場所で、1970年に地下200mまでボーリングしたところ自噴して、現在のような温泉として利用できるようになったそうです。
株式会社黄金崎不老ふ死温泉の経営による一軒宿の「不老ふ死温泉」があり、宿泊とともに日帰り入浴も可能です(ただし日帰り入浴は午後4時まで)。
ここのひょうたん型湯船がある野湯は、海岸と同化していると言っていいほど接近していますので、波の水しぶきがガンガンかかってくるダイナミックな温泉です。
ここから眺める夕日は、まさに感動の一言、楽園のような気分に浸れますよ!
以前トヨタ自動車「ラクティス」のCM撮影に使われたこともある温泉です。
不老ふ死温泉の基本情報
・青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
・0173-74-3500
・一泊二食付1万1700円〜
・日帰り入浴は600円
・含有成分:含鉄、ナトリウム、マグネシウム、塩化物、強塩泉
[map addr=”青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15″ width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]黄金崎不老ふ死温泉「不老ふ死温泉」[/map]
吹上温泉「峯雲閣」【宮城県】
秘境温泉、神秘の湯ともいわれるここ吹上温泉一帯には、いくつも間欠泉が点在しており、その中でも「弁天」と呼ばれる間欠泉は15m以上の高さまで勢いよく吹き上げ、至る所から温泉が吹きだしている光景があるので「吹上」と名前がついたそうです。
ここの温泉の特徴は「天然の滝風呂」だということです。
そう、露天風呂と滝が一緒になっているのです!
そのためお湯はかなりぬるめなのですが、その分仙人になったような気分で長時間浸かっていられて、のぼせるということも(あまり)ありません。
木々からこぼれる木漏れ日を浴びながら滝を眺め、マイナスイオンをたっぷりと浴びる……そんな一時を家族と一緒に過ごすにはおすすめの場所です。
峯雲閣の基本情報
・宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上16
・0229-86-2243
・一泊二食付1万1700円〜
・日帰り入浴500円
・含有成分:ナトリウム、塩化物泉
[map addr=”宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上16″ width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]吹上温泉「峯雲閣」[/map]
四万温泉「中生館」【群馬県】
「不老長寿の霊泉」という別名を持つ四万温泉の中でも最奥にあるのが中生館です。
ここには4つの露天風呂(かじかの湯、槙の湯、薬師の湯、月見の湯)があり、その中でも最もこの宿自慢の湯が「かじかの湯」で、岩から自然に湯が湧き、それを混浴露天にしている日本でも非常に稀な温泉です。
森の静粛と渓流のせせらぎは、身も心もリフレッシュしてくれますし、夜空を眺めながら入る温泉には、なぜか感動してしまいますよ。
そしてこの旅館の部屋がまた最高なんです!
昔懐かしい風情のある純和風の部屋は、とても落ち着きますし、何となく懐かしい感じがします。
思い出つくりには打ってつけの温泉宿です。
中生館の基本情報
・群馬県吾妻郡中之条町大字四万乙4374
・0279-64-2336
・一泊二食付1万650円~
・日帰り入浴500円
・含有成分:ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸塩泉
[map addr=”群馬県吾妻郡中之条町大字四万乙4374″ width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]四万温泉「中生館」[/map]
親谷温泉「親谷の湯」【石川県】
日本の滝百選「姥ヶ滝」を目前に望む、日本屈指の絶景露天風呂と言われている親谷温泉の「親谷の湯」は、実は2012年に温泉の自噴が停止し長期休業中でしたが、2017年7月に5年ぶりに再開しました!
親谷の湯は、白山白川郷ホワイトロードの途中にある混浴露天風呂で、入浴料は無料なのですが、ホワイトロード(白川スーパー林道)の通行料が3,150円かかってしまいます……
でも温泉からの景色は通行料以上のものがあります!
目の前に川が流れ、向かい岸には「姥ヶ滝」があって、滝を目近で見ながら入るのはマイナスイオンを浴びるためかとにかく気持ちがいいのです。
滝は少々変わった形をしていて老婆が白髪をふり乱すように流れ落ちるところからこの名がつけられたらしいです。
外せない温泉、日本屈指の絶景温泉……そんな異名を持つ親谷の湯は足湯(無料)もあってドライブ感覚で訪れることも出来ますよ。
親谷の湯の基本情報
・石川県石川郡吉野谷村中宮
・076-273-4851(白山市観光情報センター)
・宿泊不可
・日帰り入浴、足湯、ともに無料
・含有成分:ナトリウム、炭酸水素塩、塩化物泉
[map addr=”石川県石川郡吉野谷村中宮” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]親谷温泉「親谷の湯」[/map]
湯谷温泉「湯谷観光ホテル泉山閣」【愛知県】
奥三河の景勝地で、紅葉で有名な鳳来峡谷に湧くのがここ湯谷温泉です。
日本百名湯のひとつに選ばれており、万病に効く温泉として古くから知られています。
そこにある湯谷観光ホテル泉山閣には合計5つの温泉があり、その中でも一押しが「せせらぎ」という貸切露天風呂(宿泊客は無料で利用可能)で、金色に輝く板敷川を目の前にして浸かれる名湯です。
しかも成分的には、家庭用の入浴剤の約24袋分に相当する成分が凝縮している泉質のため、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性皮膚病などに適応するとのこと、びっくりですよね!
湯谷観光ホテル泉山閣の基本情報
・愛知県新城市豊岡字滝上26
・0536-32-1535
・一泊二食付1万4700円~
・日帰り入浴1000円+2100円(貸切風呂の利用場合)/40分・1組
・含有成分:ナトリウム、カルシウム、塩化物泉
[map addr=”愛知県新城市豊岡字滝上26″ width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]湯谷温泉「湯谷観光ホテル泉山閣」[/map]
川湯温泉「山水館、川湯みどりや」【和歌山県】
世界遺産の熊野古道の参拝詣でぜひ泊まりたい温泉であり、宿です!
「みどりや」の他に山水館グループが運営する姉妹宿の「まつや」、「きのくに」という施設がありますが「きのくに」は現在休館中です。
みどりやの源泉は、熊野川の支流大塔川で、河原を掘ると名前のごとく、河原から温泉が湧き出る全国でもめずらしい天然露天風呂です。
目の前を流れる大塔川の河原にも源泉をそのまま引いた露天風呂が宿の中にも有り、宿泊客専用となっています。
ともに、川のせせらぎを聴きながらゆったりと熊野の大自然を堪能できて、とても贅沢な気分が味わえます。
湯量も豊富で循環も一切ないかけ流しの温泉は、夏は川遊びと露天風呂で、冬は巨大な露天風呂「仙人風呂」(11月~2月末)で流れ星を堪能できます。
山水館、川湯みどりやの基本情報
・0735-42-1011
・一泊二食付1万1750円〜
・日帰り入浴500円
・含有成分:ナトリウム、炭酸水素塩、塩化物泉
[map addr=”和歌山県田辺市本宮町川湯13″ width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]川湯温泉「山水館、川湯みどりや」[/map]
琴引浜温泉「琴引露天風呂」【京都府】
琴引浜といえば砂を踏むとキュッキュという音がする「鳴き砂」で有名ですよね。その砂浜にあるのが「琴引露天風呂」です。
脱衣場も屋根もない青空の下のまさに野湯の琴引露天風呂は、むき出しのパイプから、汲み上げたばかりの新鮮な温泉がドバドバと大量に溢れ出ており、常に湯質は最高の状態です。
キャンプ場の眼下の浜辺にあるので、丸見えになってしまうことから、利用時は男女ともに水着か浴衣の着用が必須です。
琴引浜の美しい景色を見ながら入浴することができ、特に夕暮れ時、海に沈む夕日や漁火を見ながらの入浴は至福の時間を過ごすことが出来ます。
ただしここは、夏には海水浴客でにぎわうので、夏の利用は混雑することを覚悟しておいてください。
琴引露天風呂の基本情報
・京都府京丹後市琴引浜
・0772-72-0900(京丹後市観光協会)
・宿泊不可
・日帰り入浴無料
[map addr=”京都府京丹後市琴引浜” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]琴引浜温泉「琴引露天風呂」[/map]
平内海中温泉「海中温泉」【鹿児島県】
屋久島にあるこの温泉は、名前の通り満潮時には海の中に沈んでしまうため、入浴時間が限られている「幻の秘湯」です。
おすすめの入浴時間帯は、干潮時の前後2時間くらいの時で、水着禁止のため女性はちょっと抵抗がありまもしれません(着替えも岩場の陰で行います)。
温度の異なる4つの風呂があり、ここは元々湯治をするために掘られたという湯治場だったとのことですので、大海原と一体化した大自然の中にある迫力満点の温泉です。
ここは知る人ぞ知る温泉であり、知り合いの温泉マニアによると、何度でも行きたくなる温泉だそうです(この温泉マニアは男性です)。
海中温泉の基本情報
・鹿児島県熊毛郡屋久島町平内
・0997-43-5900(屋久島町役場)
・宿泊不可
・日帰り入浴100円(募金箱に入れることになっています)
・泉質:単純硫黄泉
[map addr=”鹿児島県熊毛郡屋久島町平内” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]平内海中温泉「海中温泉」[/map]
(おまけ)岩間温泉「岩間の湯」【北海道】
糠平温泉郷方面から大雪山方面へ向かう国道274号線経由して、三股大橋手前の登山道入り口を左折、林道を道なりに約10数キロ走ったところの行き止まり付近にあるのがこの岩間温泉「岩間の湯」で、本当の秘湯とはこういった雰囲気のところのことを言うんだなぁ、と感じ入ってしまう場所です。
その道中は熊の出没地帯があったり、丸太の橋を渡ったりと、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえるかなりのオフロードコースです。
ここは旅館やロッジというところはなく、ただ自然の温泉だけがある渓流にある「野湯」です。
そのため野生動物も見かけますし、湯船のちかくでヘビがいることもあるそうですし、場合によっては熊と遭遇する可能性もあるとのことですのでそれなりの覚悟が必要です!
岩間の湯の基本情報
・北海道河東郡上士幌町三股
・01564-2-2111(専用宿泊施設がないため管理は上士幌町役場商工観光課)
・宿泊不可、利用料無料
・泉質:硫黄泉
[map addr=”北海道河東郡上士幌町三股” width=”100%” height=”300px” zoom=”17″]岩間温泉「岩間の湯」[/map]
以上、絶景露天風呂10選でした。
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